転妻愛歌。

元転勤族の妻の2歳差サバイバル育児。

転勤族「いつするの?どこに住むの?定住問題」201/05/21更新

わたしは2年前、転勤族を卒業して定住族(そんな言葉ない)になりました。夫の転職によるものでイレギュラーなケースではありますが、現状について書いておきます。

定住生活を決めた理由

そもそも、なぜ定住したいと思ったのか。
わたしの場合は「ワンオペ育児しんどい」「知らん土地でのサバイバル生活につかれた…」「旦那が仕事で限界を迎えた」という理由です。
 
「転勤生活は楽しかった」
これは終わったから言えるのではなく、バリバリ現役転勤族の時も思っていました。
でもワンオペ転勤生活は、子どもや自分が病気になった時に完全に詰みます。
 
このブログを読んでる人にとっては、耳でタコ焼きができそうなぐらいの話ですが、長女が入院した時の絶望感は半端なかったです。うすうす気づいていてはいましたが「ワンオペの転勤生活は、綱渡りの連続」が現実となった瞬間でした。
 
「人手が足りなくてもお金で解決できるやん?」と、都市転妻さんから言われたこともあります。でも、地方だとそもそもお金で解決できないんですよね。
地方に転勤したことのある人ならわかると思うんですが、ベビーシッターやキッズラインなどが機能していないところもあるんです。3世代同居が珍しくない地域だと、ワンオペ育児自体が珍しいので行政などのサポートも見込めない。
 
それでもようやく友だちができて、困った時に助けてもらえるようになっても、いつかは転勤する。そしてまたゼロからの友だち作りが始まる……。そんな繰り返しを思うと、定住したいなという気持ちが強くなりました。

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義実家の近くに住むという選択

定住の機会はおもわぬ形でやってきました。夫が、仕事を辞めたいと言い出したからです。夫の職場は対外的にホワイトだけど、中身は超絶ブラックでした。朝4時に仕事から帰ってきて、朝6時に仕事に出かけるという日もあったほど、仕事仕事仕事の日々。けっこう早い段階から「仕事辞めたら」と説得していたわたしは、辞めると聞いて喜んだほどです。
 
「でも、住まい、どうする……?」
 
転職後の仕事は以前と比べて緩いはずだけれど、いつどんな理由でワンオペ育児になるか始まってみないとわかりません。加えて「パートに行きたい」と思っていたので、義実家に子どもをあずかってもらえるよえ、適度に離れたところ(電車で15分ぐらいの場所)に住むつもりでした。
 
義実家も含めて話し合いをした結果、義実家から徒歩3分の距離に住むことに。
当時義実家との仲は、まぁ良好。旦那抜きで義実家に1週間泊まりに行ったり、一緒に旅行に行ったりできるぐらいの関係でした。だから徒歩3分の距離でもいいかと決断しました。
 
 
義実家の近くに住むメリット
1.預け先が確保できる
わたしが帯状疱疹になって病院に通っていたときや長女の園の行事に次女を連れて行けないとき、義実家に子どもを預かってもらうことができて助かりました。
 
2.親孝行になる?
しょっちゅう孫の顔を見ることのできる義両親はとても嬉しそうです。娘たちもじいじばあばが好きなので楽しそう。
 
3.地域のコミュニティに入っていきやすい
引っ越ししたばかりでその地域の習慣がつかめないので、聞ける相手(義両親)がいるだけで安心です。
 
義実家の近くに住むデメリット
1.距離が近くなった分、今まで見えていなかったものが見える
2.周囲(ご近所さん)の目を気にする必要が出てくる
 
わたしの場合は、メリットであるはずの「預け先の確保」がほとんど叶えられなかったことが一番痛かったです。
 
義実家に娘を預けてパートに行くはずで、その話もしていたつもりだったんですが、預けられない事情が(義実家側に)あると、引っ越し後に判明しました。病気になった時も基本的には預けません。だからパートもできていません。

今までは頼れなくて当当然の距離にあったのに、近くにあるとどうしても頼りたくなります。近くにあるのに頼れないこのもどかしさ……。
 
また、遠くにいたときには見えなかったことが近くなると見えてしまいます。義両親だけでなく親戚との関係、義両親の孫に対する考え方、ご近所さんとの距離。たとえ合わないと思っても簡単に引っ越すことはできません。
 
そして、義実家が近くにあると下手なことはできないな……と単純に思います。今住んでいる地域が閉鎖的なこともあり、わたしのすること=義実家の評判にもつながりかねないと思うと怖く感じます。
 
義実家の近くに住むデメリットを解消するためには
事前の話し合いが必要です。なんなら書面で残すぐらいのことをしてもいいと思います。ただ、それでも覆る可能性があるので、個人的にはあまりに近くに住むのはおススメしません。間に入った旦那の様子に、落胆する可能性もあります……。
 

定住する前に集めておくべき情報

義実家と実家、どちらからもほどよく離れたところに住むのがベストなんでしょうが、わたしのように実家がない人や、両方との関係が良くない人もいると思います。何ヶ所か転勤を繰り返してきたのなら、なんとなく「ここがいいな」と思う土地があるでしょうし、そこに住もうと決める人もいるでしょう。
 
でも、本当にそこは「定住」するのに最適な地域なのでしょうか?今まで「期間限定」だったから、見えてこなかったものはありませんか?特にまだこどもが小さい場合、地元の役まわりや、子どもが通う予定の小学校のルール(PTAなど)、わかりますか?
 
今までは転勤族だったから関わりのなかったことでも、定住するとなったら違います。以前から存在する人間関係のトラブルや、コミュニティのルールに嫌でも入ることになります。できるならば地元の人やママ友に、現状とちょっと先の話(たとえば子どもが幼稚園児なら小学校に入った時のこと)を聞いておくといいと思います。
 
一方で、住む前に情報を知っておきたいと思っても、ずっと住んでいる人にとって当たり前のコトは、こちらに伝わりにくいものです。結果、転勤族として住んでいたときと定住してからの印象が違う……ということになりかねません。
 
こういった心配は、ある程度他人に無関心な都会に住むことや、転入者や転勤族の多い地域に住むことで解決できるかもしれません。都市部から少し離れたところに住む場合は注意が必要かな、と思います。
(わたしは今、都市部から少し離れた、地元の方が多いところに住んでいます……)

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なぜ定住するのか、定住で「なぜ」が解消するのか

身もふたもない結論で、はぁ?っという声が聞こえてきそうですが、どこに住むのがいいかは、結局住んでみないとわかりません。
 
ただ、わたしのように予期していないタイミングで考える時間がほとんどなかった場合や「転勤から逃げたい」というマイナスな理由だけの定住は、リスクが大きいです。考える時間もなく逃げた先が、今よりもツラい可能性もあるからです。

定住するにあたって、家を建てる(マンションを買う)人も多いでしょう。それで定住の安心感は得られるかもしれませんが、いやなことがあってもかんたんには逃げられなくなります。
 
大事なことは、なぜ定住がしたいのか、定住することによってその「なぜ」を解決できるのか、ということです。わたしの「なぜ」は「ワンオペ育児からの脱却」「家族との安定的な生活」「子どもの将来の進路」でした。
 
「預け先の確保ができない」「親族との関係が想像以上にしんどい」など予想外のことはあるものの、子どもも大きくなり旦那の仕事も穏やかになったためワンオペ育児はほぼ解消しました。子どもの将来の進路についても、転勤族の頃よりある程度見通しがついてホッとしています。

その点では、定住してよかったと思います。 
 

何事も経験が生きる

今わたしが確信をもって言えることは「転妻だった頃の経験が、定住後もめっちゃ活きる」ということです。
 
あの強制サバイバル生活を乗り越えてきたんだもの、培ってきた情報収集力と、コミュ力、ボッチ力、危ないにおいがなんとなくわかる……みたいな能力は、定住生活で活かされています。