こども、特に赤ちゃんの病院って何科にかかっていますか?
それはもちろん(?)小児科ですよね。
というわたしも、最初の頃は子どもが病気のときはなんでも小児科にかかっていました。
でも実は、赤ちゃんでも専門科でみてもらえるんです。
転勤でコロコロ病院を変える必要があったわたしの経験談をお話しします。
特に冬、風邪や感染症が怖くて小児科に行きづらい。
冬になるとインフルエンザ、RS、感染性胃腸炎…いろんな病気が流行します。
幼稚園でもたいていの子どもは鼻水を垂らしているし、あたりかまわずゴホンゴホン。
こどもが同じように風邪を引いたり熱が出たりした場合は小児科にかかりますが、それ以外のトラブルの場合は小児科に行くことによって病気をもらってくる心配があります。
わたしは娘(冬生まれ)が乳児湿疹になったとき「本当に小児科でなければだめなのか」を考えました。
乳児湿疹や乾燥肌は皮膚科
当たり前のことなんですが、湿疹は皮膚科で診てもらえます。そう、これって当然のことなんですが、出産後はどうしても「赤ちゃん(こども)は小児科」という意識があったので皮膚に関するトラブルでも小児科に通っていたんです。
あるときふと、「そういえば皮膚科でもいけるんちゃう?」と気付いて近くの皮膚科に電話。
もちろん診ていただくことができました。
鼻かぜは耳鼻科
鼻かぜの場合、小児科でもいいんですがわたしは耳鼻科に行っていました。
小児科では中耳炎(特に滲出性中耳炎など)の見落としの可能性があるからです。
診察の際に耳を診てくれる小児科の先生もいますが、急性の中耳炎でない場合は小児科の先生では判断が難しいのではないかと個人的に思います。
一番安心なのは小児科と耳鼻科、両方にかかることでしょうか。
小児科の先生の中には「中耳炎になってたらいけないから、心配なら耳鼻科にも行ってね」と言ってくれる先生もいました。
それに耳鼻科にはがっつり鼻水を吸い取る機械があるのも助かります。
▽娘の中耳炎対策
子どもの滲出性中耳炎に1年以上悩んだわたしが、全力でメルシーポットをおすすめします。 - 転妻愛歌。
母親が病気になった場合、子連れで行くのは内科?
「こども=小児科」と同じで「大人=内科」と思い込んでいませんか?
長女出産後、わたしは風邪をひいて熱を出してしまいました。その時は病院に行かず自力で治しました。
授乳中で薬を飲みたくなかったし、赤ちゃん連れで大人の病院に行くのは気が引けたからです。(しんどすぎて行けなかった部分もありますが)
病気が治った後に娘の予防注射で小児科に行った際、なんとなく先生に「この前わたしが病気になっちゃって…」という話をしました。
すると「よっぽどひどくなければ小児科で診てあげますよ」と言われたんです。
も、盲点…!
確かに、小児科って赤ちゃんが飲んでもいい薬(授乳中でも大丈夫な薬)を出してくれます。
それに子連れが当たり前だから、気兼ねすることもありません。
それからはわたしも小児科で診てもらうことにしました。少し気軽に行けることで、病気がひどくなる前に治すことができた気がします。
薬を飲まずに自力で病気を治すことができればそれに越したことはありませんが、長引かせるより薬を飲んで早く治すほうが家の衛生状態にしても母子の精神状態にしても健全な気がします…。
(わたしが倒れると家事育児してくれる人がいないので壊滅的に家が荒れる)
※内科や耳鼻科でも、授乳中と伝えれば服用可能な薬を出してくれるところは多いので相談してみてください。(でも一部、断乳を勧めてくるお医者さんもいるんだよなぁ…)
△「授乳中でも飲める薬はあるんやでー!!」と叫ぶわたし。
子育て中は視野が狭くなる気がする
ここまで読んで「いやいやそんなんめっちゃ当たり前やん」と思うかもしれません。
でも「こども=小児科」という考えは、わたしだけじゃありませんでした。まわりのお母さんたちも同じような意識を持っている人が多かったんです。
実際に乳児湿疹に悩んでいるお母さんに皮膚科を勧めたら、「子どもは小児科って決めつけてた…!」ってびっくりされたことがあります。
ちょっと考えれば当然のことなのに、子育て中って一生懸命なのか視野が狭くなるのか、立ち止まって考えるということができなくなる気がします。
Twitterを含めてネットにはたくさん情報が落ちているので、ネットを良く使う人は使わない人に比べるといいのかもしれませんが。
「こども(赤ちゃん)=小児科」
正しいんだけど、それ以外の方法もあるということを知ったうえで病院選びができたらいいなと思います。
蛇足】にしてもこどもの風邪って、なんであんな攻撃力をもって最終的に大人にうつるんでしょうか…。
次女から風邪をもらってしまい、夫婦ともに絶賛風邪引き中です。
咳と鼻水にまみれて、家の中がウイルスだらけな気がする…。
みなさんも体調に気をつけて冬を乗りきってください!