転妻愛歌。(転勤族の妻のウェブログ)

元転勤族の妻が、2歳差サバイバル育児とか語ります。

夫の悪口は子どもにとって呪いの言葉になる。

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父と母は仲が悪かった。

2人で手をつないでいるところとか、笑い合っているところなんて見たことがない。

思い出すのは、ヒステリックにわめく母の声。

なぐり合っている2人。

包丁を取り出す母と、泣きながら止めるわたし。

 

(▽ちょっと内容が重いので、旦那と喧嘩した日のお弁当でも載せときます。)

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母がわたしを妊娠してから、父は豹変したらしい。

妊娠して逃げられなくなったとたんに優しかった父が変わった、と。

つまり、母が苦労をしたのはわたしを妊娠したせいだ。

 

 

母は結婚前も結婚後もモテたらしい。確かに顔の細工はとてもよかった。

だからかよく言った。

「結婚してからもお金持ちの男性から、一緒になろうと言われた」「娘と一緒でいいから結婚しよう、面倒見てあげるからと言われた」とかそういう話。

「それならすればよかったやん」とわたしは言うと、「娘を捨てるなんてできないし、心配で子連れ再婚なんてできない」とめちゃくちゃに怒られた。

 

わたしはいつも思っていた。

わたしが生まれたせいで、母は父から逃げられなかった。

わたしがいるせいで、母は不幸なんだ、と。

 

そんな話をなんども聞いて、いつだったか「わたしなんて生まんかったらよかったやん」と言ったことがある。

その返答は「あんたが生まれてきたいってゆうたんやから、仕方ないやろ!」

 

元々好きでもない父と、まわりに騙されてした結婚。

だから、わたしを何度もおろそうと思って無茶なことをたくさんした。でもわたしは流れなかった(流産しなかった)。

つまり、わたしがこの世に生まれてきたかったから生んだ。わたしは、わたしの意思でこの世に生まれてきたんだ、と言われた。

 

そしてびっくりすることに、当時のわたしはその話を聞いてじぶんが悪いと思った。

生まれてきたくて生まれてきたわたしが悪い、と。

 

 

物心ついた頃から母から散々父の悪口を聞かされていたおかげで、悪いのは父だけだとわたしは信じた。

 

ある程度大きくなると、実は母も完璧な正しい人間でないことに気付く。

母から聞いた父に関する話(借金やらギャンブルやら)も、果たしてすべてが正しかったのか疑問だ。(今は両親ともに連絡をとっていないので確認しようもない)

でも、母からすればその話は「真実」であり、その話を小さいころから聞き続けたわたしにとってもそれは「真実」だった。

 

母だけでなく祖母まで一緒になって言うもんだから、疑いもなく父はクソで「そんな父からデキたわたしもクソなんだ」と思うようになった。

そんな父を尊敬も信頼もできるわけがなく、わたしの家族は母だけだった。 

20年近く家族だったはずなのに、父との思い出はほとんどない。

 

母はわたしに大好きと何度も言ってくれた。

欲しいものは買ってくれた。教育も十分受けさせてくれた。甘やかされた記憶もある。

母はわたしを愛してくれていた、それだけは絶対に言える。

でも、わたしは生まれてきてよかったのか…と何かあるたびに思っていた。

 

 

だからわたしはなるべく、できる限り、いや絶対に、こどもの前で旦那の悪口を言いたくない。

こどもにはわたしのように、自分を否定するようになってほしくないから。こどもを追い詰めたくないから。

 

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こういうようなことを普段思っていて、でもなんとなくブログには書きにくいなぁと思っていたところ、ブログ上で交流のある「うみのえぎこ」さんのこんな記事を見た。

bottidemo.com

 

それでわたしも、書いてみた。

書くことで改めてまた、自分を戒めようと思う。

 

旦那の悪口は、こどもに言わない。

当たり前だけど、絶対に。