転妻愛歌。(転勤族の妻のウェブログ)

元転勤族の妻が、2歳差サバイバル育児とか語ります。

都会で消耗しなかった人が地方移住をした、という話を聞きたい。

スポンサーリンク

東京でのサラリーマン生活を捨てて高知に移住したイケダハヤトさんの著書、

【まだ東京で消耗してるの?】を読んでみました。

移動時間の長さ、高い住居費、保育園不足など、都会生活の問題点を挙げて、

地方の住みやすさを書いた、地方移住を礼讃した本です。

都会と地方について思うことがたくさんありました。

せっかくなので書いて残しておこうと思います。 

 

 

読んだきっかけ

わたしは、出身地である大阪(一応都会)と徳島(地方)の両方を経験しています。

自分の経験とイケダハヤトさんの考えを照らし合わせてみたくなり手に取りました。

あと、はてなでブログでイケダハヤトという名前を初めて知ったので、どんな本を書いているのか興味がありました。

f:id:momokodokin:20170806150353j:plain

△徳島にいたころ、よく行ってた近くの海。 

 

共感できた点

東京にはすでになんでもあるから、創造性がなくなる。

地方には「ない」ものが多いから、「ないなら作ろう」という創造性の余地があります。(実現するか、当たるかは別として)

たしかに、そういう意味ではビジネスチャンスがあちこちにあると言えます。

 

地方はブルーオーシャン、競争相手がいない。

これは職種にもよるので全部がそうとは言えませんが、

ブロガーやライター、ネットを利用して仕事をしている人にとっては正しいと思います。

 

わたしは以前クラウドソーシングで、徳島の観光名所を紹介する案件のスカウトを受けました。

提案するとすぐに決まって、初心者としては高額の報酬をいただきました。

きっと都会だと応募者が多く、採用されていなかったと思います。

 

(ブログや地元ネタについて)ネタかぶりがない。

これはそう。「東京で書ける記事は、すでに他の人が書いています」

わたしのブログで一番の人気記事は

【雨の日におすすめ、こどもの遊び場】徳島 2017/07/22追記 - 転妻愛歌。

です。

「徳島 遊び場」で検索するとなかなかの順位にあるようで、

自分が思っていた以上に読まれています。

もし同じような内容を大阪や東京で書いたとしたら、絶対に埋もれていて読んでもらえませんでした。

そもそもこのブログを始めた理由が、「徳島で求めていたネタ(情報)がネットにないから」だったし(だから書けば検索順位が上になる)、確かにネタかぶりは少ないです。

 

ちょっと違うな…と思ったところも

東京は通勤(移動)時間、距離が長すぎる?

これはイケダハヤトさんが在宅で仕事をしているから。

在宅ワークであれば、東京でも通勤距離(時間)は短くなると思いますがどうですか。

東京は通勤時間が長いと言いますが、徳島でも職場のある市内まで出るために車で1時間なんて人は普通にいました。

地方は電車が使えないため車移動が当たり前です。

通勤に同じぐらいの時間がかかるとしたら、

その時間を読書などに使える都会の電車移動の方が、ロスがないように思います。

電車じゃ集中して読書なんてできない!なんて書かれていたけど、車なんてもっとできないし。

 

通勤に限らず、大きい施設(たとえばイオンとか)やちょっとした遊び場に行くのも、

車での長時間移動が多いです。

「都会は移動距離(時間)が長く、地方は短い」は当てはまりません。

 

田舎でも車はいらない?

田舎は車必須のイメージがあるが市内に住むなら車はいらない、とイケダハヤトさんは言います。

でも(また徳島の例になるけど)、市内だとしても車はあったほうがいいです。

ないと生活が不便すぎます。

電車(徳島には電車がないので正確には汽車)の路線が限定され、バスの本数も少ないので、市内でも公共交通機関で行きづらいところが多くあります。

車や電車のかわりに自転車を使う手もありますが(実際に市内に住む知り合いは自転車で行動していました)、雨の日は使えません。

子どもがいたり、自分が高齢になったときのことを考えたら車がないと詰みます。

たとえば梅雨の間の幼稚園の送り迎え。

毎日知り合いに頼んで車を出してもらうんですか?と聞きたいです。

 

余談ですが、徳島はめちゃくちゃ風が強かったので自転車移動はかなりきつかったです。

こども二人乗せて幼稚園の送り迎えをした時期があったんですが、強風で倒れるかと思いました。

 

食費が安い?

確かに産直で買う生鮮食品は安いです。

新鮮な野菜がすごく安く手に入ります。

伊勢海老や流れ子をタダでいただいたこともあります。

徳島で有名なすだちも、県内ではわざわざ買うものではなく誰かからもらうものでした。

 

でも生鮮食品以外のものは逆に高かったりします。(マヨネーズとか、加工品とか)

生鮮食品についても、産直で手に入るもの以外のスーパーで買うものの価格を比べると都会より高いです。

地方にはスーパーが少なく価格競争がないからだと思います。

だから一概に食費が安くなるとは言えません。

 

全体をとおして地方移住について思ったこと

ほかにも細かい点で納得したり突っ込んだりする点はありましたが、それはいいとして。

 

イケダハヤトさんのようにネットやブログを使ってお金を得ている人は、地方に移住しても困らないと思います。

(この先その稼ぎ方が一生続くのかはしらんけど)

でも多くの人は雇用されることを前提としているので、すべての人にとって地方がいいのかというとそんなことはないです。当たり前ですが。

 

地方にはいいところがたくさんあります。

わたしも、大阪より徳島で子育てしたいと思っています。

でもそれは、わたしの今の状況に徳島の環境が合っていたからです。

 

独身の時は、手の届くところに娯楽のある便利な大阪が大好きでした。

こどもが小さくて病気を繰り返していた頃は、車で遠くの病院に行く必要のある徳島から、早く引っ越したいと思っていました。

地方がいいか都会がいいか、それはその人の置かれている立場によって変わると思います。

万人に通用する正しい結論なんてありません。

 

地方移住について考えるときに参考になるのってどんな人の話か。

これはわたしの勝手な判断基準ですが、

地方をもちあげて都会をけなす人の話を読んだり聞いたりする場合、

その人は都会で何か嫌な目にあったのではないかを考えます。

会社でパワハラを受けたとか、人間関係で傷ついたとか。

もしそうだった場合、その人の話は真に受けないようにしています。

「そりゃあ嫌な思いをした都会なんて嫌いだろうし、

今住んでいる地方をよく感じるのは当たり前だよね、」と。

 

逆も同じで、

地方をけなしたり都会を称賛したりする人の場合は、

その人が地方でツラい目にあったのではないかを探ります。

そうだった場合、話半分で聞くようにします。

「そりゃあ地方が好きじゃなくて都会に出てきてるんだから、

都会の方がいいに決まってるよね」と。 

 

地方移住について考えるときに参考にすべきなのは、

「都会に住んでいて楽しかったけど、地方に住んだらもっと楽しかったよ!」

っていう人の話なんじゃないかな…と思います。

 

一方をケナして他方をよく見せるような、そんなセコイ話より、

都会のいいところも、地方のいいところもどっちも知ってるいいお話。

そんな話を、わたしは聞きたい。

 

▽徳島(地方)についての記事はこちらから。

☆地方転勤が不安な方へ。地方在住転妻の私が疑問や不安にお答えします☆① - 転妻愛歌。

【地方の、いわゆる田舎に転勤になった私が思う、クソ長いまじめな話。】 - 転妻愛歌。

徳島に転勤になったらチェック。徳島アレコレ3/4(特長など) - 転妻愛歌。

 

▽twitterはこちら

きなこ。元転勤族の妻 (@LoveNekoz) | Twitter